白老の魅力伝えて ガイド養成講座開講 11人参加

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  • 2025年6月13日
ガイドの基礎について講義する岩城代表理事

 白老町は11日夜、町コミュニティセンターで2025年度アドベンチャートラベルガイド人材養成講座の開講式を行った。町民ら11人が参加し、12月6日までの計13回にわたりカヌーやフィールドワーク、応急救護などを実地で学ぶ。観光客に町の自然や文化の魅力を伝える「白老ならではのガイド」育成を目指す。

 開講式では、町経済振興課の吉田翔一観光グループリーダーがあいさつし、「アドベンチャートラベルは、白老の豊かな自然と文化体験を結び付けるアクティビティー。五感で楽しみながら伝える力を身に付けて」と呼び掛けた。

 講座は一般社団法人白老おもてなしガイドセンターが主管。受講者はポロト湖でのカヌー体験や、氷瀑ツアーのほか、フィールドでの案内実習などに取り組む。

 受講者の1人で町北吉原の自営業吉田実華さん(38)は、サーフィンを趣味に持ち、アウトドアへの関心から参加を決めたという。「今年札幌から移住し、白老の自然と人の魅力に引かれた。観光客にもこの土地の面白さを伝えたい」と語った。

 初回講義では、町の歴史や統計を収めた「白老町ポケット統計」を基に、ガイドに必要な基礎知識を座学で学んだ。人口の推移、観光入り込み客数、産業の特色、文化財、特産品など幅広い話題に触れながら、同センターの岩城達己代表理事が「一度の出会いを大切にすることがガイドの出発点」と語り掛けた。

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