白老町社会福祉協議会(山﨑宏一会長)は9日、町東町の町総合保健福祉センターで介護職員養成研修の開講式を行った。20~60代の町民5人が受講し、まずは7月4日まで、未経験者が基礎を学ぶ「介護入門的研修」に臨む。
山﨑会長は、町内の65歳以上人口が5月末時点で7043人(47.4%)と半数近くに上ることに触れ、「高齢者の現状を支える人を、地域がどう支えていくかが課題。介護の重要性を考えながら学習を進めてほしい」と呼び掛けた。
同研修は通信と通学を組み合わせた計21回。その後は、生活援助サービスの提供が可能となる生活援助従事者研修(7~8月)や、より実践的な内容を学ぶ介護職員初任者研修(9~12月)も予定されており、段階的に学びを深められる。
研修は介護の基本知識を習得し、高齢者福祉施設や在宅支援の現場などで活躍できる人材を育てるのが目的。国の介護人材育成の制度に基づき実施され、2024年度までの町内修了者は1360人。