安平町の道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーションの来場者数が11日、400万人を突破した。2019年4月19日のオープンから約6年2カ月で達成した。同日、対象者を迎えて記念セレモニーが行われ、及川秀一郎町長がアサヒメロンやチーズなど町の特産品を詰め合わせた記念品(1万2000円相当)を贈呈した。15日まで、一部商品の割引販売、農産物直売所のトマト詰め放題(600円)など、400万人達成記念セールを実施する。
400万人目の来館者は富良野市の会社員谷脇光一さん(57)と妻でパート従業員の綾子さん(57)、綾子さんの母の岸本美智子さん(84)の3人。洞爺湖町の宿泊施設に向かう途中で立ち寄った。同駅には、展示されている特急列車の見学などで4~5回来館したことがあるという。
谷脇さんは「(記念品が贈られるような)何万人目の来館者―とは無縁と思っていたのでびっくりした」と話し、綾子さんは「チーズが好きなので、特産品を頂けてうれしい」と笑顔を見せた。
及川町長は「胆振東部地震後、大変な状況の中で開業し、目標を上回る来場者が来ている。コロナ禍で休業する時もあったが、多くの方の協力があり、イベントや飲食が充実し、町内の回遊、交流につながっている」と人気の高さを喜んだ。
同駅の来場者数は、19年度が87万7065人、20年度が52万4204人で同年7月に100万人を突破。21年度49万9213人、22年度63万5174人で同年5月に200万人、23年度63万3409人で同年10月に300万人を達成している。24年度は65万3918人だった。