登別市と白老町の観光関係者らでつくる「登別市・白老町観光連絡協議会」(会長・小笠原春一登別市長)は10日、白老町萩野の飲食店で通常総会を開いた。19人が出席し、札幌発着のバスツアー企画やインフルエンサーを活用した飲食店紹介などの新規事業を承認した。
協議会は官民の垣根を越えた情報交換や広域連携を図るため、両市町の観光協会や漁協、温泉旅館組合、自治体など7団体が加盟している。
札幌発着のバスツアーは11月ごろをめどに、札幌市民や近郊の地域住民を対象に造成する。白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)や焼き肉店、水産加工品を扱う商店と登別温泉などを訪問先に組み合わせた広域周遊を目指す。若年層を中心に人気の動画投稿型SNSとインフルエンサーは、白老西部地域の店舗の紹介に活用する予定だが、効果の測定に課題があると指摘する委員もいた。
小笠原会長は「両市町の魅力と資源を生かし、地域全体で選ばれる観光地にしていきたい」と語った。