全道4強目指し強化 13年連続支部予選突破 苫工ハンドボール部

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  • 2025年6月14日
全道大会室蘭支部予選で優勝した苫工ハンドボール部(提供)

 苫小牧工業高校のハンドボール部が全国高校体育大会道予選(18日~、帯広市)ベスト4入りを目標に練習の日々を重ねてきた。5月に室蘭市で行われた高体連の室蘭支部予選で優勝し、13年連続19回目の全道大会に挑む。

 前哨戦となった春季支部大会(4月)では決勝で室蘭栄に敗れ、そこからチームの弱点と向き合った。「春はベンチからの声援が足りていなくて負けた」と石川星七主将(3年)。敗戦後の日々の練習で「『誰かが変わろうではなく、全員が変わんなきゃまずい』という意識を共有した」と振り返る。

 大型連休中は格上の相手を求めて連日、札幌に遠征。札幌新川や札幌北陵などの強豪校と練習試合を行って実戦感覚を磨いた。武田監督は生徒たちの危機感を感じ取っていて、「(練習戦では)ボコボコにやられるかと思っていたが、食らい付こうという姿勢がすごかった」と顔触れの急成長に目を見張ったという。

 連係プレーを強化して高体連の支部予選に臨み、苫小牧高専、静内に接戦に持ち込まれたものの2連勝して勢いに乗り、ライバルの室蘭栄と激突した。「最後の最後まで勝てるか分からなかった」と武田監督。試合は互いに一歩も譲らない白熱した展開で進んだ。

 前半は枠を外れるシュートが目立ち、なかなか点数が入らない。12―11で折り返すと、後半は室栄の勢いに押され、2点ビハインドで試合終了まで残り10分という窮地に追い込まれた。だが札幌の遠征でも格上に勝利できた自信を胸に秘めていた選手たちが逆転への強いモチベーションを生かした。

 最終盤の攻撃に火が付いて、攻めの軸となる加賀屋清太郎(3年)が前線から抜け出すとロングシュートで同点弾を決めた。直後も仲間からのパスをゴール前でフェイントをかけていた加賀屋がキャッチして枠内に投げ込み、逆転に成功した。エースの土壇場の活躍で室蘭栄に春の雪辱を果たした。

 「(今までは)打てる場面でも打てなかった。狙う姿勢もなかった」と加賀屋。前進して積極的に攻めろ―との監督の助言を体現しながら、3年生になって頭角を現した。得点能力を大きく伸ばし、今大会支部予選の苫高専戦では1人で10点をマークする〝点取り屋〟として大車輪の働きを見せた。

 過去には全道大会ベスト4まで勝ち進んだ苫工だが、昨年は初戦敗退と、このところ思うような成績が残せていない。支部予選では立ち上がりでの失点から接戦に引きずり込まれる展開が多かっただけに、武田監督は初戦となる19日の旭川東戦に向けて「試合スタートの瞬間からエンジンを掛けていかないと、ただの記念出場になる」と気を引き締めている。

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