【ロサンゼルス、ニューヨーク時事】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、銀行詐欺罪などで禁錮4年9月の有罪判決を宣告された水原一平元被告(40)が東部ペンシルベニア州内の連邦刑務所に収監されたことが16日、分かった。連邦当局が明らかにした。
収監先はアレンウッド・ロー連邦矯正施設。米刑務所は犯罪の軽重や脱獄リスクなどを勘案し警備レベルが5段階に分けられており、同施設は下から2番目。水原元被告は米市民権を持たないため、出所後は日本に強制送還される見通しだ。
水原元被告は、違法賭博で抱えた借金を返済するため、大谷選手の銀行口座から計約1700万ドル(約24億6000万円)を胴元の口座などに不正送金。2024年4月に訴追され、25年2月に量刑を言い渡された。
当初は3月が出頭期限だったが、水原元被告側の要請で2度延期。今月16日が再設定された期限だった。元被告は大谷選手への弁済も命じられている。