盲導犬テーマを新設 福祉出前講座 来月から一般公開 白老町社協

  • undefined, ニュース, 白老・胆振東部・日高, 近郊ニ
  • 2025年6月18日
出前講座で高齢者の疑似体験セットを装着する白老小学校の児童(右) =2025年2月

 白老町社会福祉協議会と町ボランティアセンターは7月から、町民や団体の申し込みに応じて実施している「福祉・ボランティアなんでも出前講座」を原則、一般公開で開催する。合わせて、新たに講座のメニューに「視覚障がい者の生活と盲導犬」を追加。町内ユーザーの協力を得て盲導犬の役割や歩行の様子を見学し、生活の実際を学べるようにする。

 なんでも出前講座は、社会福祉やボランティアに関する知識や体験を提供する取り組みで、町内の保育園や小中高校、町内会、企業、イベントなど多岐にわたる希望者に講師を派遣している。町社協が内容を調整し、派遣料は原則無料。外部講師を招く場合は1人当たり7000円(交通費含む)を上限とし、費用負担は申し込み団体と協議する。

 講座内容は9種類。「昔の遊び体験」「車いす操作体験」「点字・点訳体験」など年齢や関心に応じたメニューが用意され、複数の組み合わせや内容変更も相談可能。講座は地域参加型として一般公開し、定員内で希望者の参加を受け入れる。

 申し込みは実施予定日の前々月末まで。非公開の希望や期限を過ぎる事情がある場合は相談に応じる。電話で打ち合わせの上、申込書を提出する。町社協の庭山了さんは「町民一人ひとりが福祉について考えるきっかけになれば」と積極的な利用を期待する。

 問い合わせは町社協 電話0144(82)6306。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー