夏の甲子園の第一関門、第107回全国高校野球選手権大会南・北海道大会室蘭支部予選(22日~29日、とましんスタジアム)の部長・監督・主将会議が12日、苫小牧高専で行われ、トーナメントの組み合わせが決定した。
大会には胆振、日高の20校17チームが出場。8日間でA~Cの3ブロックのトーナメント戦を展開する。各ブロックの勝者が7月10日開幕で札幌、函館、小樽の各支部代表を含んだ南北海道大会(札幌円山球場、準決勝以上はエスコンフィールド北海道)に進出する。
組み合わせでは春季大会室蘭支部予選の結果に基づき、Aブロック―苫小牧中央、Bブロック―北海道栄、Cブロック―大谷室蘭、鵡川がシードされた。
抽選の結果、昨秋全道のベスト4ながらノーシードの駒大苫小牧が春季支部大会で敗れた大谷室を配したCブロックに入った。鵡川は室蘭工業―伊達開来の勝者との初戦。春季は支部代表だったAブロックの苫中央は苫東―室蘭栄の勝者、Bブロックの道栄は登別青嶺―室蘭清水丘の勝者とそれぞれ2回戦で対戦する。
組み合わせは別表の通り。
連合を組む苫小牧西・えりも・富川は富川2人、えりも4人、苫西7人のメンバー計13人で夏を戦う。
抽選会に代表として参加した柳澤琉人(富川3年)は「(3校そろっての練習試合では)みんなよく動けていた」と手応えを語る。
春季大会では苫小牧東を七回まで2点リードとあと一歩まで追い詰めた。「守備も攻撃もみんなで協力して立ち向かえていた」と柳澤は3校の団結力を誇った。初戦は苫小牧南とぶつかるが「コミュニケーションを取って、勝ち上がっていきたい」と士気は高い。