ダイナックスが準優勝 Jアイスノースディビジョン

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2024年2月12日
ダイナックスが準優勝
Jアイスノースディビジョン

 アイスホッケー社会人リーグ、Jアイスノースディビジョンの最終戦が11日、室蘭市の新和産業アイスアリーナで行われた。優勝を争う苫小牧のダイナックスと日本製鉄室蘭が激突。ダイナックスは延長の末5―6で敗れ、惜しくも準優勝となった。

 昨年9月に開幕した同大会は、道内の社会人5チームがホーム&アウェーの総当たり戦を展開。両チーム6勝1敗で迎えた最終戦が優勝決定戦となり、会場を訪れた約600人が、闘志あふれる選手たちのプレーに熱い歓声を上げた。

 日本製鉄室蘭6―5ダイナックス

 ▽得点者【日】村上(工藤、阿部魁)小泉(谷、切江)阿部翼(阿部魁、横山)村上(阿部魁)小泉(脇本、谷)横山(村上、阿部魁)【ダ】澤出(久米、府中)澤出(府中、久米)坂本(澤出、久米)矢島(徳田、今野)今野(府中、徳田)▽GK【日】山口【ダ】高橋

 ―ダイナックス・大澤監督「失点防げる場面あった」

 試合は中盤まで、ダイナックスが失点しては同点に食らいつく、一進一退の展開で第2ピリオドまで2―2の同点。チャンスメークするもシュートを決めきれず、逆に日本製鉄室蘭は第3ピリオド、強烈なミドルシュートなどで得点を重ねた。

 一時は3点差を付けられたダイナックス。試合の残り時間が1分30秒を切った時点でGKをベンチに挙げ、プレーヤー6人で相手のゴールに迫る作戦に出た。ここから勝利への執念を見せ猛攻。ゴールラッシュで同点に追いつき、延長戦につなげた。

 延長戦はプレーヤー3人同士で戦う3on3方式。勢いそのままに勝利をつかみたいダイナックスだったが、選手交代のタイミングを誤るベンチワークミスで、日本製鉄室蘭の選手がフリーになり、決勝点を与えてしまった。

 大澤洋介監督は、3点のビハインドをはねのけた選手たちの闘志を「収穫」とした上で「攻撃ではチャンスを生かし切れず、自分たちのミスから失点するなど、防げる場面もあった」と振り返る。ダイナックスは今週末の道新杯全道大会(室蘭市)、今月末には全日本選手権B(岡山県)も控えており、「しっかり修正していきたい」とリベンジを誓った。

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