第76回全道高校アイスホッケー大会は25日、ネピアアイスアリーナ=苫小牧市=で準決勝が行われた。東胆振対決は駒大苫小牧が12―1で苫小牧中央を下し、5大会連続32度目の栄冠に王手をかけた。決勝は3―1で白樺学園を破った清水と26日に対戦する。
▽準決勝
駒大苫小牧12-1苫小牧中央
▽得点者【駒】中谷(福田、三浦)中谷(三浦、小野寺)中谷(三浦、高嶋)寺内(柳田、三浦)寺内(福田、三浦)山脇(福田、三浦)大久保(中谷)寺内(山脇)高嶋(大久保、中谷)三浦(寺内、福田)柳田(山口、吉田)大久保(高嶋)【苫】前田(金澤、天坂)▽GK【駒】工藤【苫】大塚、高瀬
清 水3-1白樺学園
▽得点者【清】天明(一二三)嶋野(下坪)井橋(一二三)【白】滝澤(大友)▽GK【清】吉田【白】大澤
-苫中央、大事な局面で失点
駒大苫に敗れた苫中央。腰越監督は「王者校を相手にチーム力が足りず、個人プレーに走っていた。自分たちの実力を受け入れる力が必要」と話した。
第1ピリオドはFW前田の得点もあって1―2と競ったが、2ピリオドは約6分間で3失点。加えて、数的有利なパワープレーの人数5―3の絶好のチャンスが訪れるも決め切れず。「勝敗の鍵は5―3で得点を取れなかったこと。1点でも返せたら違う展開も期待できた」と振り返った。
大事な局面で失点につながるプレーが目立った苫中央。その隙を駒大苫は確実に得点につなげた。「選手らの心の中で、いける―という勘違いが生まれた。もっとチームプレーで挑まなければ、勝利は見えてこない。それでもまた一つ、経験値を積んで成長したと思う」
冷静なシュートでGK脇下を射抜いた前田主将。「良い流れで第1ピリオドを戦えたが、後半は自分たちのミスが響いて失点を重ねてしまった。インターハイまでにチーム力の底上げを図りたい」と語った。