2次リーグAプール1位を懸けた最終戦で道路建設が4点差の完封負けを喫した。
Daishinは速攻に続けて道路建設ゾーン奥でのバトルに負けず、3番手で詰め寄る選手が好判断し、粘り強く攻めてきた。こうして守勢に回ったまま、失点が積み上がった。寺尾監督は完敗を認め、「Daishinが素晴らしかった。うちのホッケーをさせてもらえなかった」と語った。
前日、GWSで勝利をものにしたSEIBU戦だったが、主将のFWラック陽が戦いの途中、脚を負傷して最終日は欠場。Daishinの分厚い攻撃に対応可能なメンバーも限られ、寺尾監督は「3点差が付いてからは2セット回しで行かざるを得なかった」と言う。
「相手のシステムにはまったし、バックチェックの早さに攻撃がままならなかった」とFW主軸の鎌田。悔しさをこらえつつ、「気持ちが入り過ぎて逆にパスがつながらない。バトルの強さで個々が下回ったことは事実」と話した。
これからのシーズン後半戦へ向けて寺尾監督は「課題が分かった分、12月と1月は徹底して練習を重ねていく」と腹をくくる。鎌田は「一致団結して力を出すのがペリグリンの伝統。選手間でコミュニケーションしてチーム力を上げたい」と前を向いた。