アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は9日、苫小牧市高丘の樽前山神社で必勝祈願を行った。竹俣一芳社長をはじめ、荻野順二監督や選手、スタッフが、昨季の悔しさを晴らすべく、アジア王座奪還に向けて思いを込めた。
今季、GKを除くプレーヤーではチーム最年長となるベテランのDF佐々木一正。アジアリーグは開幕したが、チームの初戦はこれから。「自分が経験してきたことをチームに還元し、試合や普段の過ごし方など、若い選手たちにも伝えていきたい」と17季目のシーズンを見据える。「1試合1試合できることをやって、勝利に貢献していきたい」と意気込みを語った。
同日夜には、市内表町のグランドホテルニュー王子でレセプションパーティーを開き、スポンサーなど115人が出席した。荻野監督は「(日本代表の)五輪最終予選もあり、全員で練習する機会は少なかったが、選手それぞれがしっかり準備してくれた」と手応え。アジアリーグ、全日本選手権に加え、年末に行われるジャパンカップを含めた「3冠」に向け「(達成は)非常に難しいことだと思っているが、試合をこなしていく中で組織として成長しながら戦っていく。その姿を楽しみながら観戦していただければ」と出席者に呼び掛けた。
主将のFW中島彰吾は「目の前の試合へいかに全力で臨めるか―その先に優勝があると思うので、チーム全員で戦っていきたい」と闘志を燃やした。
会場では、出席者らが選手を囲んで激励しながら今季の活躍に期待を寄せていた。