第62回大鷲旗争奪苫小牧朝野球大会は9月3日、とましんスタジアムで決勝が行われる。Equess89―Felizの対決。Equess89は初、Felizは2年ぶり2度目の優勝を懸ける。これまで互いに失点が少ない試合運びで進撃した末、激突するだけに戦い方が注目される。
苫小牧民報社が道軟式野球連盟苫小牧支部、苫小牧市、苫小牧市スポーツ協会と共催する、市内で最も歴史を重ねた大会は5月28日に開幕。足かけ5カ月で大鷲旗を獲得するチームがいよいよ決まる。
先に勝ち上がったEquess89は共栄重車輌、タイガース苫小牧に大勝して予選を首位突破した。決勝トーナメントでは1回戦で接戦の末、とましんを1―0で下した。
準々決勝で前回覇者の北日本産商を5―2で退けた際は菊地が完投。準決勝でも菊地が投げ、下川原アルミ工業を5―0と完封している。投打の総合力が高く、勢いは十分だ。
次いで決勝進出のFelizは、ちぇいさあを8―1で下した今大会初戦後、Sluggersを4―0に抑えて決勝トーナメントに進んだ。
抽選による組み合わせ上、準々決勝からの登場。接戦の末、2―0でオールスターM1を下した際は桑田が完封した。長谷部が登板した準決勝では終始先行のまま新興電気を7―2で振り切り、決勝に名乗り出た。走攻守がそろっている。
決勝は両者の実力がかみ合えば、接戦の展開も見込まれる。どちらが早いイニングで主導権を握るかがポイントになりそうだ。
ここまでの決勝トーナメントの結果は別表の通り。