スマイルジャパン、イタリア行き切符獲得なるか―。日本アイスホッケー連盟は28日、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪に向けた女子最終予選G組4カ国代表の戦いが来年2月6~9日に苫小牧市のネピアアイスアリーナで行われると発表した。直近の世界ランキング7位につける日本(スマイルジャパン)は同組に入っており、自国開催の同予選突破で4大会連続5度目の五輪出場が懸かる。国際アイスホッケー連盟が催す最終予選が苫小牧で行われるのは2017年2月以来8年ぶり2度目。
同組は日本のほか、中国、フランスに加え、3次予選通過国の計4チームで構成される。1位となったチームが次回の冬季五輪出場権を得る。世界ランキングは、中国が12位、フランスが13位。
4チーム総当たりの試合日程も発表され、日本は第1日の6日にフランス、第2日の8日に3次予選通過国、最終日の9日に中国と対戦する。いずれも午後3時半開始。
イタリアで開かれるミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪アイスホッケー女子の出場国代表は計10チーム。世界ランキング1位のカナダから順に米国、フィンランド、チェコ、スイス、ドイツの6位までと開催国のイタリアが確定。次いで日本をはじめ3カ所で行われる最終予選の各組1位通過国となる。3次予選はポーランド、英国、スロバキアの欧州3カ国で今年の12月に行われる。
日本は1998年に女子の五輪競技が初めて行われた長野大会に開催国として出場。最終予選突破としては2014年のロシア・ソチ大会、18年の韓国・平昌大会、22年の中国・北京大会に出場し、今回の勝利で連続出場を目指す。
17年2月に苫小牧であった平昌大会出場を懸けた最終予選で日本は初戦のオーストリアを6―1、第2戦のフランスを4―1で退け、最終戦でドイツを3―1で破って3戦全勝した。ソチ大会に続く事前の予選突破で五輪出場を果たしている。