アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は10日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで毎年人気の大人の初心者向けスクール「第21回 魁!城野塾night」を今季初開催した。毎回、定員を超える人気の企画で、これまで延べ426人が参加してきた。担当の城野正樹チーフマネジャーは「当初、ここまで続くとは思っていなかった。生涯スポーツとして、アイスホッケーを楽しんでほしい」と話す。
城野塾はアイスホッケーに携わる子供たちの練習を見学する保護者にも競技への理解を深めてもらおうと、2022年にスタート。スケートの滑走がほぼ未経験な初心者の「ひよこ組」、中上級者の「わし組」2グループに分かれて実施している。現役選手も参加し、交流しながら基本スキルのアドバイスも受けられるのが特徴だ。
10日はFW柴田嗣斗、DF青山大基、木村俊太の3選手が参加。シュートのこつやパスを出すタイミング、各ドリルの意図を伝えた。最後は練習成果を試すため、ゲーム形式で3対3を行い、参加者たちは心地よい汗を流した。
元女子日本代表の大沢ちほさんが開催する体験会で競技デビューした大阪府出身の石田恵子さん(47)は、ひよこ組で体験。「城野塾には昨季から何度か参加している」と言い、「教え方が分かりやすく、選手の皆さんも優しくアドバイスをくれる。参加者同士で仲良くなれることも楽しいし、日本代表が練習するスケートリンクでプレーができるのも感激」と語った。
スクールは今後も1カ月に1回程度の頻度で開催する予定で、スケートなど用具を所有していない場合は、レンタルで借りて参加することが可能。城野チーフマネジャーは「札幌市など市外での開催を求める声も多いので、検討していきたい」と話した。
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