【デトロイト時事】米大リーグは27日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はタイガースとのダブルヘッダー第1試合に2番投手兼指名打者で出場し、メジャー6年目で初完投となる9勝目（5敗）を1安打完封で飾った。打者では5打数無安打。チームは6―0で快勝した。

　第2試合は2番指名打者で先発し、二回に左越え37号2ラン、四回に2打席連発となる38号ソロを中堅右へ放って3打数2安打3打点の活躍。七回に代打を送られて退いた。エンゼルスは11―4で勝って4連勝。貯金5とした。

　【デトロイト時事】米大リーグ、エンゼルスのミナシアン・ゼネラルマネジャー（GM）は27日、タイガースとのダブルヘッダー第1試合の前に取材に応じ、大谷翔平選手について「翔平のことが大好きで、彼は特別な選手」と話し、トレードに出さない考えを明かした。

　今年のトレード期限は8月1日。エンゼルスは勝率5割を上回っているが、ア・リーグ西地区ではレンジャーズ、アストロズを追いかける状況。プレーオフ進出を目指して「買い手」になるか、来季以降を見据えた「売り手」になるか注目される中で、26日にホワイトソックスから先発のジオリト、救援のロペスの2投手を交換トレードで獲得した。「われわれにはまだ勝つチャンスがある」とGM。大谷の残留と積極的な補強で、ワイルドカードを含めたプレーオフ争いに加わる構えだ。

　大谷は今オフにフリーエージェント（FA）となるため、エンゼルスがトレード期限までに放出する可能性について、米メディアでは連日報じられてきた。