苫小牧市の少年硬式野球チーム「苫小牧ボーイズ」がこのほど、第11回日本少年野球北海道選手権大会(全国大会2次予選)で優勝した。接戦となった決勝では6―5で札幌手稲ボーイズを下し、栄冠をつかんだ。チームは、8月2日から大阪で開かれる全国大会の出場権を獲得した。
大会には道内各地の予選を突破した9チームが出場し、トーナメントを展開した。初戦は、とかち道東ボーイズに6―5で勝利。準決勝の旭川大雪ボーイズ戦も1点差勝負となり、4―3で制して決勝に進んだ。
決勝では六回、2点をリードしていた苫ボーイズだったが失点を許して同点に追い付かれた。しかし七回、2死走者無しから、粘り強く連続安打を重ねて1点を奪い、競り勝った。
高橋輝昭監督は「接戦を勝ち切ることで選手らの自信になったと思う。粘り強くよく戦った結果、優勝につながった」と大会を振り返った。
苫ボーイズは今季、23人で活動。11人の3年生を中心に全員野球、全力プレーを掲げて日々の練習に励んできた。「全国のレベルは高い。簡単なミスが命取りになるが、道予選で得た緊張感やチームの雰囲気を忘れずに、全国舞台でも思いっ切り暴れてほしい」と期待を込めた。
主将を務める橋場凰太郎(厚真中3年)は「全国大会という舞台で野球ができることに感謝し、全員が最高のパフォーマンスを発揮して”一戦必勝”で頑張りたい」と意気込みを語った。