6月24、25日に登別市若草公園少年野球場で行われた第2回明治安田生命苫小牧支社杯争奪胆振少年野球大会兼ホクレン旗争奪第41回北海道少年軟式野球選手権大会胆振支部予選大会で、苫小牧市の沼ノ端ジェッツ・美園スラッガーズ合同が準優勝し、7月29日から札幌麻生球場で開かれる全道大会出場を決めた。今季結成した合同チームで、全員野球で全道の頂点に挑む。
大会は胆振の各地区代表8チームによるトーナメント戦。ジェッツ・美園の初戦は同じ苫小牧の北光ファイターズ。今季は3回対戦し最初の2戦を落としたが、この大会の苫小牧予選では引き分けの抽選勝ち。今回は2―1で実質的に勝利を収め、上位進出への大きな弾みになった。
菅井茂朋監督は「ヒット一本もみんなで打ったもの。みんなで喜ぼう」とチームの一体感を標ぼう。チームの雰囲気が良くなることで「選手が本気を見せるようになった」と目を細める。
準決勝の伊達パンダーズ戦は初回に先制を許したが、四回に敵失と四球から好機を広げて盗塁、スクイズと畳み掛け2点奪って逆転。五回も長打などで2点、きっちりダメを押した。
決勝の幌別ベアーズ戦は1点を追う四回にスクイズで同点に追い付いたが、直後に3失点、追い切れなかった。
菅井監督は「決勝はイージーなミスも出た。課題のディフェンスをクリアして全道大会に向かいたい。全道はまず一勝、そこから一つずつ積み上げたい」と話している。
結果は次の通り(バッテリー、長打は苫小牧関係分)。
▽決勝
ジェッツ・美園
000100―1
10030X―4
幌別ベアーズ
(ジ)酒井、高橋―中岡
▽準決勝
ジェッツ・美園
000220―4
100000―1
伊達パンダーズ
(ジ)中岡、酒井―酒井、中岡
🉁中岡
▽1回戦
北光ファイターズ
000001―1
00200X―2
ジェッツ・美園
(北)前川、伊藤―太田
(ジ)中岡―酒井
🉁中岡(ジ)
🉂伊藤(北)