第47回全日本クラブ野球選手権北海道地区予選大会（岩見沢市など）が7月1日、岩見沢市野球場などで開幕する。白老町の「WEEDしらおい」は5大会ぶりの優勝を目指す。

　5月の都市対抗1次予選。2次予選進出が視野にあったWEEDは、札幌ブルーインズにまさかの初戦敗退に終わった。0―7の七回コールドだった。試合は初回、不運なヒットが重なって失点。先発の別府は力投を見せたが、立て直す間もなく中盤に入り、2番手以降の投手陣がつかまった。打線も思うように機能しなかった。

　都市対抗後、練習やオープン戦は打順の組み替えも考えながら打撃重視に移行。宮脇、太田、上野、岡本、別府らの投手陣の立て直しにも目を配った。仕事の関係で全員がそろった練習はなかなかできなかったが、メンバーは暗くなるまでボールを追い掛けた。

　組み合わせを見ると、TRANSYS、ウイン北広島、小樽野球協会のほか、都市対抗で2次予選に進出した札幌ホーネッツなど強豪がひしめく。都市対抗で苦杯をなめた札幌ブルーインズも注視する。　

　社監督は「都市対抗の反省を生かし、クラブ選手権は一戦必勝の気持ちで戦う。都市対抗の借りはきっちり返したい。目標は優勝」と意気込んでいる。