【カンザスシティー時事】米大リーグは18日、各地で行われ、エンゼルスの大谷はロイヤルズ戦に2番指名打者で出場し、五回に両リーグトップの24号2ランを放って4打数1安打、2打点をマークし、メジャー通算400打点に到達した。15試合連続安打で2試合連続アーチの大谷は、直近10試合で8本塁打の量産態勢。エンゼルスは5―2で勝った。
カブスの鈴木はオリオールズ戦に3番右翼で出て4打数無安打。カブスは3―6で敗れ、連勝は5でストップした。アスレチックスの藤浪はフィリーズ戦の七回から2番手で登板し、1回3分の1を2安打1失点だった。
レッドソックスの吉田はヤンキースとのダブルヘッダーで、第1試合は5番指名打者で出場して4打数1安打。レッドソックスは6―2で勝った。吉田は第2試合の先発を外れた。
大谷、苦手を攻略
絶好調の大谷が苦手右腕を攻略した。相手先発は通算224勝のグリンキー。39歳の大ベテランとの過去の対戦では19打数4安打、本塁打なしと抑えられ、この日も第2打席まで凡退させられた。
だが、1点を追う五回、無死二塁。フルカウントからの約112キロの緩いカーブを力強く捉え、右中間に逆転2ランを放り込んだ。手を焼いていた相手得意の変化球を3打席目で仕留め、ア、ナ両リーグトップの本塁打数をさらに伸ばした。
「グリンキーは頭の良い投手。試合の中でストーリーをつくって投げてくる投手だと思う。今まであまり打っていなかったので、まずは一本打ててよかった」と大谷。12日からの敵地7連戦で計6本塁打を放った。今の大谷は特大アーチの期待を常に抱かせる、手がつけられない状態だ。
大谷の一発の後、同僚トラウトも15号ソロで続き、主導権を握ったエンゼルスは快勝。アストロズを抜いてア・リーグ西地区単独2位となった。頼れる主軸打者が勝利を導き、ネビン監督は「いいシリーズ(連戦)だった」と笑顔を見せた。