第24回全国高校女子硬式野球選抜大会は25、26両日に加須きずなスタジアム=埼玉県加須市=などで予定していた2、3回戦を雨天のため順延した。大会第3日は27日に実施。3回戦に進出した駒大苫小牧は、第4日の28日午前に神戸弘陵(兵庫)と対戦する。
25日に埼玉県内の室内練習場で打撃調整、26日は休養を取った駒大苫。2018~19年の全国選抜2連覇をはじめ、毎年各種全国大会で上位に入る弘陵撃破を狙う。
弘陵は2年生以下の新チームで挑むユース大会(昨年8月、愛知県)を1試合平均0・8失点と堅守で連覇。樫谷そら(2年)、伊藤まこと(1年)両左腕と捕手田垣朔來羽(同)のバッテリーは安定感抜群だ。
打線は全国選抜の初戦となった2回戦の対クラーク仙台(宮城)で9安打8得点と、上位を中心に当たっている。
茶木圭介監督は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝前に、日本の大谷翔平(米大リーグ・エンゼルス)が「(米国に)憧れるのをやめましょう」と円陣で語った場面を挙げ「相手も同じ高校生。肩書だけで勝負してほしくない」と選手に伝えたという。
ロースコアの展開に持ち込むことが勝利への道筋。監督は「積極的に仕掛けて、まずは先制点を奪いたい」と語った。