【マイアミ時事】野球の国・地域別対抗戦、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶり3度目の優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督らは22日、決勝が行われた米フロリダ州マイアミの空港からチャーター機で出発し、帰国の途に就いた。
21日夜の米国との決勝後は22日未明まで記者会見などを行い、朝に宿舎を出発。大谷翔平選手(エンゼルス)、ダルビッシュ有投手(パドレス)ら大リーグ勢4人は米国で各球団に戻り、村上宗隆内野手(ヤクルト)、佐々木朗希投手(ロッテ)らは日本に帰って所属球団に合流する。
3大会ぶり3度目のWBC優勝を果たした日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督との一問一答は次の通り。
―今大会の成功の要因は。
全ての選手が一生懸命やってくれたことが一番。選手同士が心を通わせた。
―大谷について、監督の立場から個人的な言及は避けてきた。
きょうで監督が終わる。あしたから何も肩書のない人になるので、個人的な話をしてもいいかなと思う。今はまだ監督。僕の思いよりも、(大谷)翔平やダルビッシュが若い人と一緒にやってくれて、(今後の)プラスになるだろうということがよかった。
―最後が大谷対トラウトになったことについては。
野球ってすごいなと思った。人生を表現しているというか、翔平の頑張ってきた形がその場面をつくってくれたなと思う。
―やるべきことをやり切って迎えられた大会だったか。
野球においては、全ての準備をしてもその何倍もやれることがある。(日本ハム)ファイターズ時代から全てやり切ったと思ったことはない。