白老町のしらおいイオル事務所チキサニで、町内のアイヌ文様刺しゅうサークル「フッチコラチ」(岡田育子代表)の作品展が開かれている。3月1日まで。
メンバーが制作したタペストリーやランチョンマット、トートバッグなど37点を展示する。渦巻き模様の「モレウ」など伝統の文様を生かし、現代風の色使いとデザインを取り入れた刺しゅう作品はどれも美しい。
「フッチコラチ」はアイヌ語で「おばあさんのように」という意味で、北海道アイヌ協会から優秀工芸師に認定されている岡田さんが1997年に設立した。「一針一針に愛情を込めて縫い物をしたおばあさんのようになりたい」と、川沿生活館を拠点に縫い物や刺しゅうの活動を続けている。
入場無料で、午前9時~午後4時。月曜休館。問い合わせはチキサニ 電話0144(82)6301。