長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)で2月4~7日に開催される第43回全国中学スケート大会(日本中学校体育連盟など主催)のスピードスケート競技に出場するむかわ町の鵡川中学校3年の田畑妃毬さん(15)が27日、町役場を訪れた。中学年代の最初で最後となる大一番に向けて「ベストパフォーマンスを見せたい」と決意表明した。
今月上旬に帯広市で開かれた北海道中学校スケート大会の女子1000メートル、同1500メートルで上位入賞を果たし、本戦の切符を獲得。1年生時は全国大会そのものが中止となり、昨年は大会1週間前に大きなけがに見舞われ、いずれも出場がかなわなかっただけに思い入れは強い。
特に昨年はけがの影響で半年ほど運動ができない苦しみを味わい、「気持ちの面では大きく成長したと思う」と田畑さん。五輪メダリストで叔母に当たる田畑真紀さん(48)=現駒大苫小牧高校スピードスケート部監督=からもけがにまつわる自身の経験や励ましを受けたという。
全国大会では女子1000メートル、1500メートルの2種目で表彰台を狙う。「長野のリンクは初めてなので、まずは練習で感触を味わいたい」と考える。竹中喜之町長は「悔しさをばねに200%の力を出し、思い切り楽しんでほしい。そして、町に元気を届けてください」と激励した。