白老アイヌ協会主催「アイヌ刺しゅう講座」の受講生による作品展示会が2月10日まで、白老町中央公民館内にあるカフェピラサレで開かれている。
講座は、2022年度アイヌ民俗文化財伝承・活用事業の一環で、昨年7月11~10月31日に川沿生活館で12回にわたって開かれた。
町内で刺しゅうサークルを主宰する岡田育子さんと小美浪フミさんが講師を務め、受講生9人がアイヌ刺しゅうを施したポーチを手掛けた。いずれも黄色地に緑や白の糸で美しい刺しゅうをして仕上げた。
きめ細かい模様の高い完成度に、来店者は足を止めて作品に見入っていた。講師の岡田さんは「自分も作ってみたい、使ってみたいと思ってもらえたらうれしい」と呼び掛け、小美浪さんも「受講生の努力のたまもの。ぜひ見に来て」と話している。
午前10時~午後2時。土、日、月曜日は店の定休日。