白老町企画財政課長の大塩英男氏(50)は16日、3月に行われる町長選に出馬する意向を固めた。複数の関係者が明らかにした。早ければ今月中にも正式に表明する見通し。
関係者によると、昨年12月ごろから町役場出身者や経済界から要請があり、出馬を検討していた。
大塩氏に出馬を求めた町内の企業経営者は「人口減対策と地元経済の立て直しを図るには行政経験が豊富な人がふさわしい」とし、「(大塩氏は)政策能力にたけ、人柄も良く、即戦力になってくれるはずだ」と期待を寄せた。
大塩氏は室蘭市出身。旧登別南高校(現青嶺高校)、札幌学院大法学部を卒業後、1994年に町役場に入庁。税務課長などを経て2021年から現職。
町長選を巡っては、町議の広地紀彰氏(49)が4日に立候補を正式表明。同じく町議の佐藤雄大氏(30)も今週中に出馬表明を予定しており、三つどもえとなる公算が大きくなった。