むかわ町は、地域おこし協力隊の学生インターンシップ(職業体験)に乗り出す。行政が担うまちづくりや地方創生事業に触れてもらい、関係人口の創出に努めるほか、次代を担う人材の発掘にも期待。現在、幅広く参加者を募集している。
地域おこし協力隊の学生インターンは、同協力隊の活動を体験する制度として総務省が昨年度新たに創設した取り組み。都市部の学生を2週間~3カ月間受け入れ、町の取り組みなどに携わってもらう。近隣では安平町が昨秋から、子どもから大人まで全世代の挑戦を支援する独自の「あびら教育プラン」の中で取り入れている。
町は昨年、地元の鵡川高校、札幌大学と包括連携協定を結んでおり、関係人口の創出、人材の循環、高校生~大学生の育成などを進めてきた。この流れをさらに加速させようと、昨年末から地域おこし協力隊のインターン生の募集を開始。町で行うまちづくりや観光、地方創生事業のほか、むかわ学(地域課題型探究学習)の支援、小中学生とのイベント交流などに関わってもらう考え。
町は「この広がりが浸透すれば、町内の他の団体や事業所での受け入れの可能性も出てくるのでは。将来的な移住定住にもつながれば」と期待する。
問い合わせは、町総務企画課政策推進グループ 電話0145(42)2469。