むかわ町は、ふるさと納税の返礼品に、ハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の等身大レプリカを新たに加えた。同町穂別地区で発掘されたむかわ竜の全身骨格は全長約7・5メートルあり、等身大レプリカがもらえる寄付額は8000万円と莫大(ばくだい)だが、「恐竜の町」をアピールすることで起爆剤になればと期待する。
レプリカは地元のむかわ地域商社「M・Dino」(エムディノ)で取り扱っている。今回用意するのは、学術的な価値が高く2019年の国立科学博物館(東京)の「恐竜博」でも展示された前かがみのタイプと、全国各地の展示会に登場する2本足で体を支えるように立っているタイプ。各1体限定で、寄付額はいずれも8000万円。昨年12月16日付で返礼品に追加した。
このほか、5分の1サイズで全長約1・5メートルのレプリカも2体限定で用意し、寄付額は各2000万円。ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受け付けている。
町建材建設課によると、寄付の実績は19年度約3300万円(約1600件)、20年度約4400万円(約2400件)、21年度約7700万円(約3400件)とうなぎ登りだったが、22年度は11月末時点で約4000万円(約2800件)にとどまっている。件数は前年度同期に比べ増えたが、シシャモの記録的不漁の影響などもあり寄付額は伸び悩んでいるという。
町は「恐竜を使って少しでもまちをアピールできれば」と、巨大なむかわ竜の力に期待を寄せている。