厚真中央小学校6年の佐藤遥さん(12)が、昨年末に岡山県倉敷市で開かれた第13回西日本選抜女子学童野球岡山大会に北海道選抜スノーホワイトの一員として出場し、大会2連覇に貢献した。決勝で好投するなど主に投手として活躍し、「全力を出し切ることができてよかった」と笑顔を見せた。
大会は近畿、中国、四国地方を中心にした全国20チームによるトーナメント。昨年12月24、25日に行われた。佐藤さんは北海道選抜メンバーの選考会(昨年11月、歌志内市)を経て、チーム唯一の左投げの投手としてメンバーの17人に選ばれていた。
チームは2回戦から登場し、初戦神戸フェアリーズ(兵庫県)に10―0で大勝発進した後、続く3回戦滋賀あみんちゅガールズには4―3で接戦を物にして4強入り。翌日の準決勝は福井ダイヤモンドガールズJr.に6―0、決勝はしまねイザナミガールズ(島根県)に5―1で快勝した。
佐藤さんは同月28日に厚真町役場で優勝を報告した。決勝の先発を託された際については「プレッシャーがすごかった」と振り返ったが、実際は言葉とは裏腹に110キロを超える真っすぐを主体に投球し、凡打の山を築いて5回無失点とした。当初2、3イニングの予定だったが、テンポが良く、5回までの球数51球で打たれた安打はわずかに1本。「絶対優勝したい気持ちだったのですごくうれしかったし、楽しかった」と喜びを語った。
5年生時に受けた一昨年の選考会は落選し、この1年は悔しさをばねに、メンバー入りだけを目指して努力を続けてきた。投手一本に絞って磨きを掛け、1年前に90キロほどだった球速は113キロまでアップした。
道内の女子軟式野球チームから誘いがあったが、卒業後は恵庭市で今春始動する中学生の軟式クラブチームに入り、男子と一緒にプレーする道を選ぶ。未知の部分が多いが、臆することはなく、「大会でたくさん勝つのはもちろん、3年間しかないのでとにかく楽しみたい」と思いを膨らませている。