厚真町を活動拠点にする空手道場「最強塾」に通う北海道栄高校3年の木戸翔太さん(18)=安平町在住=が18日に愛知県で開かれた第10回全日本ジュニアチャンピオンシップ空手道選手権大会の高校生男子重量級の部(65キロ以上)で2連覇を達成した。苫小牧東高校3年の阿部リノアさん(18)=むかわ町在住=は同女子軽量級(52キロ未満)で3位と健闘した。
国際空手道連盟極真会館世界全極真が主催する全国大会。各地から実力者が参加し、クラス別にトーナメントを繰り広げた。
木戸さんは今大会、前回王者として臨み、初戦から準決勝まで判定で勝ち上がった。決勝では得意の上段膝蹴りで技ありを奪い、優勢勝ち。「決勝では一本勝ちを狙ったが、狙い過ぎた」と本音を漏らした。
口には出さないように意識してきたが、周囲から期待を受けることで連覇の重圧を感じたという。「考えないようにしていたけれど、つい考えてしまい、前日も眠れなかった」と振り返る。指導に当たる幅田洋司塾長(44)も「プレッシャーがあったのか、初戦は動きが重たかった」と見ていた。ただ「一戦一戦、軌道修正していき、決勝では今季1番の動きだった。相手の組み手をさせないほぼ完勝の出来」と絶賛。「今回の反省点を修正し、普段の稽古の動きを合わせることができれば次の大会も狙えるのでは」と期待を寄せる。
喜びもつかの間で来年1月には高校生活最後の全国大会に臨む。「優勝して終わりたい」と闘志満々だ。
阿部さんは、ジュニアカテゴリーでの大会参戦はこれが最後。初戦でいきなり苦戦を強いられたが、延長の末に判定勝ちを収めると、続く2回戦を圧勝して4強入り。準決勝では「やりづらかった」と判定負けを喫したが、「ドキドキだった」と振り返る3位決定戦は相手を圧倒し、11月に出場した二つの全国大会と合わせて3大会連続の全国トップ3を決めた。「3大会とも入賞できてよかった」と笑顔を見せる。
卒業後は札幌市内で消防士として社会人生活をスタートさせる。道場には籍を残しながら、今後の道を模索するつもりだ。「一般の部での活躍を考えつつ、後輩たちを育てていきたい」と指導の道にも意欲を見せている。