白老小学校の卒業生で、白老美術協会会員の浦木嘉男さん(79)=白老町東町=は20日、大町にあった旧校舎をコンピューターグラフィックで描いた絵画を同小に寄贈した。タイトルは「風雪百年白老小学校『晩秋の校舎』」。浦木さんは「白老小の歴史を振り返るきっかけにしてほしい」と話している。
作品は縦104センチ×横135センチで、山側の校舎1階と2階の間の踊り場に設置された。秋の朝日に照らされ、黄色に色づく木立の向こうに白い旧校舎が描かれている。
白老小は1879年、大町1に開校。描いたのは1956年に完成した鉄筋コンクリート2階建ての校舎(旧白老小)で、浦木さんは6年生だった。同校舎から巣立った最初の卒業生で、「教室もストーブも真新しかった」と振り返る。2016年に旧白老小、緑丘小学校、社台小学校が統合され、緑丘小の場所に白老小として開校したのを機に制作に取り掛かり、2年ほどかけて完成させた。
浦木さんは苫小牧東高校で美術部に所属し、絵画歴60年以上。旧校舎1期生に加え、PTA会長を務めたこともあり、「白老小の長い歴史を感じてほしい」と絵画の寄贈を決めた。
浦木さんから銘板を受け取った児童会長の山田龍海君(12)=6年=は「すてきな絵をもらってうれしい。学校の大切な宝物にしたい」と話していた。