白老町立介護老人保健施設「きたこぶし」の職員が入所者を虐待していた問題で、町は16日、60代の施設長を減給10%2カ月、40代の事務長を同1カ月とする懲戒処分を発表した。戸田安彦町長も管理監督責任を問われ、来年1月の給与の2割を減額する条例案を同日の町議会定例会に提出、賛成多数で可決された。
戸田町長は本会議で「率先して法令を順守し、指導するべき立場の職員による不適切な行為で町民の信頼を損なう事態となり、心からおわびしたい」と陳謝。「責任を痛感している。虐待の撲滅に向けて一層の対策強化と徹底を図る」と述べた。
再発防止に向けては「早期の指導管理体制充実や施設独自の虐待防止マニュアル策定、虐待防止委員会の設立、職員研修の定期的な開催などを実施するほか、いま一度、法令と社会規範の順守を徹底する」とした。
同問題を巡っては、副町長、教育長らによる町職員分限懲戒審査委員会が同日までに開かれ、「注意義務違反および指導監督不適正」として施設長と事務長への処分を決めた。