2022年度秋の叙勲で瑞宝単光章(統計調査功労)を受けた白老町竹浦の兼近勇さん(88)と、瑞宝双光章(消防功労)を受けた鈴木靖男さん(81)の叙勲表彰合同伝達式が9日、白老町役場で行われた。
兼近さんは1980年から国勢調査に従事し、今年12月までに計100回の統計調査に関わった。鈴木さんは81年に白老町消防団竹浦分団に入団し、2022年に勇退するまで41年間消防団活動に励んだ。
伝達式で戸田安彦町長から勲記と勲章を受け取った兼近さんは「統計調査は守秘義務が信頼をつないだ。地域の皆さまの協力のたまもの」と振り返り、「関係する多くの皆さまに感謝したい」と述べた。
鈴木さんは「火災、水害、行方不明者の捜索など、さまざま経験してきた。苦労なく活動できたと自負している。元気に職務を全うできた」と回顧。「今後も地域のため社会のため一生懸命貢献したい」と意欲を語った。