模擬体験ゲームで学ぶ 白老中で一日防災学校

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年12月12日

 白老町、町消防本部、町内の防災マスター会などによる「一日防災学校」が10日、白老中学校(小林俊文校長、144人)で行われた。生徒たちは学年ごとに救急救命講習を受けたり避難所運営ゲームに挑戦したりして防災意識を高めた。

 1年生は教室でNHK室蘭放送局の職員から「災害に向けての心構え」の演題で講習を受けた。津波発生時の心構えを学んだ後、廊下に出て町防災・交通室の職員から避難所運営に必要な簡易テントの組み立てを体験した。

 2年生は体育館で町消防本部の職員から救急救命講習を受講。人形に心臓マッサージを施すなど心肺蘇生の方法やAED(自動体外式除細動器)の使い方の説明を受けた。3年生は、町防災マスターと共に避難所運営ゲームを行い、災害発生時の避難所運営に理解を深めた。避難所で起きる出来事を図面上で模擬体験するカードゲーム「Hug(ハグ)」を使い、避難者情報を基に、避難所のどの部屋に誰が入るか、そのときに配慮する事柄はあるか―などを考えていった。

 1年の平田陽奈乃さん(13)は「災害時に避難所で生活することがあれば、学んだことを生かして、みんなの役に立ちたい」と話していた。

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