白老町租税教育推進懇話会(山口美津男会長)は7日、町役場で会合を開いた。教育関係者や税務行政の関係者が一堂に会し、租税教育の町内での実施状況について情報交換し、児童生徒に税の意義や役割を伝える教育を今後も推進することを確認した。
苫小牧税務署や道税事務所は、町内の小中学校と高校における今年度の租税教室の開催状況や税に関する作文などの応募状況について報告した。
各小中学校の校長は、租税教育の状況を説明。租税教室や税に関する作文の応募などを通し、税の正しい知識を身に付けさせていることを伝えた。複数の校長が「社会全体について考える機会になっている」「受賞を目指してチャレンジする気持ちや次の活動へのやる気につながっている」など税教育の重要性を語った。
安藤尚志教育長は「学校には防災、人権、環境、情報などさまざまな分野から社会的要請がある。租税教育もその一つ」と強調。「いずれも大事な教育であり、今後も継続を願う」と話した。