プロ野球、北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀ゼネラルマネジャーが28日に行われた中高合同講演会後、むかわ町内で報道陣のインタビューに答えた。一問一答は次の通り。
―子どもたちに伝えたかったことは。
(球団では)来年に向けて新球場の建設という大きなチャレンジをしているが、何事も怖がらず、「挑戦していこう」ということを伝えたかった。
―むかわ町の印象は。
子どもが小さい頃に穂別博物館に行ったことがある。また、4年前に胆振東部地震で大きな被害があったと思うが、一つになってつらい思いを乗り越えてきているのでは。結束力があり、強い気持ちを持ってここまで復興してきたと思う。その中で講演の話をいただいて、生徒が少しでも元気になればいいなと思って話をさせていただいた。
―鵡川高校には野球部もあるが。
以前、甲子園に出場した経験もあるし、今夏には(強豪の)駒大苫小牧高校にも勝ったという話を聞いている。(同部監督の)小池啓之先生にはお世話になっており、今回の依頼を受けた背景がある。
―中高生たちはどのように映った。
みんな一生懸命な印象を受けた。講演している間、ノートに書き込んでいる子もいるなど、何か学んでいこうという意識が伝わってきて、こちらも話しやすかった。素直でいい子たちだと思うので、情熱を持って取り組んでくれたら。