新ひだか町静内の市街地を流れる2級河川「古川」に冬の使者オオハクチョウが飛来した。シベリア方面からの長旅の疲れを癒やすように羽を休め、渡りのシーズン本番を告げている。
かつてドブ川と呼ばれた古川は、町民有志の「古川を考える清流の会」が行政と連動して清流復元の活動に取り組み、14年ほど前からオオハクチョウが飛んで来るようになった。
同会によると、今シーズンの飛来は6日に確認。その後も北からの渡りが続いている。同会の三宅靖夫会長(79)は「今年も冬の使者が姿を見せてくれた」と喜び、毎朝見守り活動を行っている。
同町に飛来するオハクチョウは冬期間、古川や静内川で例年、数百羽が越冬している。