幌内地区にサクラ植樹 イオン環境財団と厚真町

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年11月15日

 公益財団法人イオン環境財団と厚真町による「厚真町さくら植樹会」が12日、町幌内地区で開かれた。イオン職員や町職員、町民ら約100人が参加。胆振東部地震からの復興、サクラの名所になることを願い、エゾヤマザクラ500本を植えた。

 同財団の設立30周年を契機として各地で行っている「さくらの名所づくり」の一環。同財団は2015年から3カ年で高丘地区でも植樹したほか、昨年は震災による土砂崩れで大きな被害があった吉野地区にも苗木30本を植えている。

 植樹に先立ち、西野和博副町長は「厚真町は震災で森林の被害が大きく、幌内地区も相当な被害を受けた場所。植樹を通して人と森林が関わり、この場所が将来明るい風景になることを期待している」とあいさつ。同社の渡辺廣之副社長は「5年後、10年後、サクラが見られる憩いの場として皆さんが集う場所になれば」と思いをはせた。

 参加者は30分ほどかけて、傾斜になっている盛り土手にサクラの木を一本一本丁寧に手植え。家族連れなど町民が意欲的に携わり、スムーズに進んだ。厚真中央小学校5年の成田生都君(10)は「たくさん植えられたし、やってみると楽しかった」と笑顔を見せ、同校6年の北川侑君(12)は「すごく大変だったけれど、面白かった。また来年も参加したい」と話していた。

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