プロ野球ドラフト1位指名の苫小牧中央高の斉藤優汰(18)は11日、広島東洋カープとの仮契約後、苫小牧市内で記者会見した。プロ野球選手の夢をかなえた右腕に抱負などを聞いた。
―仮契約を終えた感想は。
「着実にプロ野球選手になる日が近づいているなと実感が湧いてきて、うれしさと同時にもっと成長していかなければと不安もあって複雑な気持ち」
―球団とはどういった話をした。
「まずはしっかり体づくりに励んで、焦らずじっくりと時間をかけて結果を残せる選手を目指していこう―と声を掛けてもらった」
―お金の使い道は決めているか。
「これまで足や服のサイズなど、親に金銭面で負担をかけてしまっていたのでやっと恩返しできるなと思っている。母親がほしいものを買ってあげたい」
―プロ入りまでの期間をどう過ごしていきたいか。
「ドラフト会議後から、投げる回数を増やしたり、故障しない体づくりを目指してトレーニングに励んでいる。プロに入っても活躍していける選手になれるよう継続して取り組んでいきたい」
―自分の武器は何か。
「ストレートの強さだと思っている。3年以内に155キロを目標にしているが、まずは走り込みなどの体力づくりで下半身を強化して安定した投球を目指したい」
―背番号について。
「47番と球団から決めていただき、改めてプロを目前にしていると実感している。この番号といえば斉藤だなと思ってもらえるような選手になりたい」
―カープファンへ一言。
「これから広島でお世話になりますが、球団の方針に沿ってプロの世界の環境に慣れることから頑張っていきたいと思う。応援よろしくお願いします」