むかわ町の竹中喜之町長らは10日、苫小牧、千歳両市の中学校(校長会)を訪問し、2025年度から入学者募集停止となる穂別高校の生徒確保に向けてPR活動を行った。
同高校では、少子化や地元中学生の近隣高校への進学などで入学者数が急激に減少傾向にある。5月1日時点の第1学年の在籍者数は2年連続で1桁(21年7人、22年8人)となり、道教育委員会が9月の公立高等学校配置計画で同高校の25年度の募集停止を報告した。これを受けて町内では、穂別小中高校に児童生徒を通わせる保護者でつくる有志の会が、再考・猶予を求めて声を上げていた。
校長会の訪問には、町教育委員会の長谷川孝雄教育長、同高校の岩瀬均校長も同席。生徒の確保に向け「地元自治体として、最後の生徒が卒業するまで支援を続ける」と語った。