税に関する絵はがきコンクール 藤田君(虎杖小5年)最高賞  白老

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  • 2022年11月12日

 苫小牧地方法人会女性部会(中田博子部会長)が主催する「税に関する絵はがきコンクール」で、白老虎杖小学校5年生の藤田藍衣(あおい)君(11)の作品が、最高賞の同法人会女性部会長賞に輝いた。北海道法人会連合会女性部会連絡協議会が道内各地から優秀作品を集めた全道コンクールでも会長賞に選ばれ、「うれしいです」と照れくさそうに喜びを語った。

 藤田君の作品は、色鉛筆で日本地図の上に歯車や紙幣を描き、その下に硬貨や経済の象徴としてビル、交通の象徴として電車などを配置。力強い文字で「わが日本 税の歯車 動き出す。」とオリジナルメッセージを添えている。

 11日に同校で行われた表彰式で、中田部会長は「歯車は面白いモチーフ。人間関係も経済も歯車がかみ合ってこそであり、着眼点が素晴らしかった」と高く評価。「これからも税をはじめ、いろいろなことに興味を持って学んでいってほしい」とエールを送った。

 学校を通じてコンクールを知り、興味を持った藤田君は、作品を描く前に本を読んで税について学んだという。「税が日本のほとんどのことを動かしている」というイメージをつかんで紙に向かい、2日間かけて丁寧に作品を仕上げた。表彰状などを受け取り、「絵が好きで鉄道や恐竜などにも興味があります」と笑みを浮かべた。

 コンクールは租税教育の一環で、税について正しく知ってもらおうと実施されている。今年は苫小牧市内23校の5、6年生2947人と白老町内4校の同学年181人を対象にして8月末まで作品を受け付け、12校から66作品が出品された。入賞作品は9月9日、同法人会女性部会役員会で審査して決めた。

 藤田君を除く入賞者は次の通り(敬称略)。

 ▽苫小牧税務署長賞 一野坪紗羅(苫小牧勇払小6年)▽優秀賞 山中柚依(苫小牧若草小6年)鵜飼さな(同澄川小6年)小野綾音(同緑小6年)佐藤愛唯、澤田陽菜(以上、同北星小6年)

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