安平町が主催し、むかわ町が後援する「恐竜ワールドむかわ展inあびら」が12日、追分地区にある道の駅「あびらD51ステーション」、温浴施設「ぬくもりの湯」の2会場で開幕する。27日までの期間、両施設で巨大な2体の恐竜全身復元骨格を公開するほか、各種イベントを企画し、町民や観光客の町内回遊を図る。
肉食恐竜「ティラノサウルス・スコッティ」のレプリカを展示する道の駅では13、23日、「むかわフェア」と題した恐竜イベントを並行開催し、子どもに人気の化石クリーニング体験や恐竜グッズの販売を行う。13日は鵡川の前浜で取れた新鮮な魚介類の直売、23日には「恐竜たいやき」でおなじみのいっぷく堂が出店する。
ぬくもりの湯では、12~27日の「カムイサウルス・ジャポニクス」のレプリカ展示期間中、限定ピンバッジをはじめとする恐竜グッズの販売、ミニ恐竜レプリカのつかみ取りを行う。
イベントは、道の駅にあり、日本遺産「炭鉄港」登録遺産の一つになっている蒸気機関車(SL)「D51―320号機」と胆振総合振興局の「北海道いぶり五大遺産」となったむかわ竜のコラボレーション企画として、昨年初めて実施した。
町商工観光課は「両町の文化遺産を生かした観光振興とともに、集客施設に回遊性を持たせることや鉄道の利用促進につなげたい」と話している。