白武館所属 及川兄弟そろって優勝 苫小牧LC旗争奪日胆東部剣道大会 白老

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  • 2022年11月10日

 

 白老町の白老白武館に所属する白翔中学校2年の及川史翔(ふみと)さん(14)と弟で萩野小学校4年の結翔(ゆいと)君(8)が10月30日に苫小牧市内で開かれた第56回苫小牧ライオンズクラブ旗争奪日胆東部剣道大会の個人戦の各部門で初優勝した。史翔さんは中学男子の部、結翔君は4年生以下が出場する小学低学年の部で初出場の快挙となった。

 同大会は、コロナ禍の影響から3年ぶりに開催。苫小牧剣道連盟創立70周年を記念して苫小牧市川沿公園体育館で開かれた。

 胆振は登別市以東の2市4町、日高は中西部4町から、小中学生が計約250人出場した。中学男子の部には40人、小学低学年の部は39人が出場し、しのぎを削った。

 史翔さんも結翔君も得意な面を駆使し、強豪相手に一歩も引かない試合で圧倒。史翔さんは、登別のライバルで全国大会出場経験のある奥寺健四郎選手と延長戦の末、栄光を勝ち取った。史翔さんは「相手も落ち着いた剣さばきを見せたが、一本先取で勝てる延長戦で隙を狙い、面を取った」と試合を振り返った。

 兄の背を追って1年生から剣道を始めた結翔君はコロナ禍で出場できる大会が少ない中、人生で初めての金メダルを獲得。「大会の面白さを知り、来年の大会出場が楽しみになった」と満面の笑みで、「相手に効く技を極めたい」と目を輝かせている。

 史翔さんは今月3日、伊達市内で開かれた第56回胆振学校剣道大会の中学男子の部でも優勝。23日には千歳市開基記念総合武道館で開かれる第37回北海道スポーツ少年団剣道交流大会の全道大会を控えており、指導する杉本誠力代表(36)は「全道、全国大会出場に弾みがつく結果となった。しかし、慢心することなく日々の稽古を積み重ねてもらいたい」と背中を押す。

 2人を見守る父親の貴誠さん(44)は「練習メニューや課題探しは、できることを自分で模索して取り組むよう諭している。それ以外のことは応援団の一人として、できる限りのことをしてやりたい」とエールを送った。

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