登別市登別東町の水族館、登別マリンパークニクスが飼育し、7月に白内障手術を受けたキングペンギンの雄「アオシロ」(推定27歳)がこのほど、同館の屋外放飼場で元気な姿を見せた。
アオシロは、「ペンギン館」がオープンした1998年から飼育される館内最高齢の個体。白内障手術は江別市の「酪農学園大学付属動物医療センター」で受け、順調に回復。リハビリを続けている。
屋外に姿を見せたのは10月13日。同館によると最初は落ち着かない様子だったが、しっかりと周りを確認しながら放飼場を歩いた。同月17日にはプールで泳ぐ姿も確認され、「スタッフ一同安心し、同時に感動した」(同館広報担当者)という。
アオシロが白内障手術を受けたことでは、同館に多くの応援の声が届き、飼育員の髙橋佑果さん(23)は「他の6匹の個体とうまくコミュニケーションを取って過ごしている」と様子を話す。1日2回行っているペンギンパレードの参加は見合わせており、「ペンギン館まで足を運んでいただくか、公式SNS(インターネット交流サイト)で元気な姿を確認して」と呼び掛けている。