元プロ野球選手の講師が指導する「JA全農WCBF少年野球教室」が5日、とましんスタジアム=苫小牧市=で開催された。苫小牧近郊の少年野球チーム17団体から145人が参加し、スーパースターから直接指導を受け、一流の技術に目を輝かせた。
今回講師として参加したのはソフトバンクOBの五十嵐亮太さん(投手)と川﨑宗則さん(内野手)、千葉ロッテOBの里崎智也さん(捕手)、日本ハムファイターズOBの森本稀哲さん(外野手)の4人。講座はウオーミングアップ後、走塁やバッティングなど基礎の練習からスタート。午後からは各ポジションに分かれ、守備の技術向上に励んだ。
この日は東京ドームで侍ジャパン―日本ハムファイターズの強化試合も開催された。ファイターズの外野守備走塁コーチに就任した森本さんは「参加チーム数が多くてびっくりした。将来ファイターズに入りたいと思ってもらえるよう、コーチの仕事も頑張りたい」と話した。
末広アトムズの加賀谷皇晴君(若草小6年)は森本さんからティーバッティングの指導を受け、「分かりやすく説明してくれてすごく勉強になった。中学でも野球を続けるので、きょう学んだ下半身の使い方や腰の回転などを生かしていきたい」と力強く意気込んだ。
世界少年野球推進財団主催、全国農業協同組合連合会特別協賛。ケガ予防のストレッチを学ぶ指導者講習会や保護者向けのスポーツ栄養教室も同時開催した。