恐竜化石などを生かして町おこしを進めている町民グループ「むかわ町恐竜ワールドセンター」(栗原健一代表)は6日、同町穂別町民センターで開催された恐竜フェスタに合わせて「古生物化石追悼式典2022」を同施設で執り行った。町内の関係者らが参列し、まちの発展に貢献する、むかわ竜などの化石たちに感謝と哀悼の意をささげた。
式典は1975年に穂別地区でクビナガリュウ「ホベツアラキリュウ」の化石が発見されたことをきっかけに、古生物の霊を供養しようと穂別博物館協力会が始めた。17年に同センターが式典の運営を引き継ぎ、「ほべつ恐竜館まつり」に合わせて開催しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年も「献木の儀」のみ行うことにした。
関係者や来賓の竹中喜之町長らがメタセコイアの枝をささげた。同センターの栗原代表は、「(現在は)4年後の穂別博物館と周辺エリア再整備に向けて準備が進んでいる。この明るい話題を契機に(鵡川地区を含む)両地区の発展に寄与できるよう協力し、助け合ってセンターを発展させていきたい」と述べた。