中村選手、来季の飛躍誓う むかわ町出身 サッカー・コンサドーレ札幌

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年11月3日

 サッカーJリーグ1部(J1)、北海道コンサドーレ札幌に所属するむかわ町出身のDF中村桐耶選手(22)が、オンラインで同町や苫小牧民報の取材に応じた。プロ4年目の今季はJ1初出場を含む11試合に出場。ルヴァンカップでは初得点も決めるなど成長を感じさせる1年となった。まだ1試合を残しているが、来季に向けて「スタメンを勝ち取りたい」とさらなる飛躍を誓う。

 取材は、町役場とチームをオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」でつないで行われた。

 中村選手は、春先のルヴァンカップで徐々に出番を増やし、5月7日に札幌ドームで開かれた第12節の京都サンガ戦でリーグ戦初出場。その後、33節終了時点で先発3試合を含む11試合に出場し、チームのJ1残留に貢献した。

 DFながら攻撃も得意としており、5月18日のルヴァンカップ、サガン鳥栖戦ではチームのプレーオフステージ進出につなげる待望の初ゴールを挙げた。「今季活躍できたのは、あの試合で点を取れたからだと感じる」と中村選手。リーグで出場を重ねることで手応えを感じるようになり、「大きな成果だった」と振り返る。

 そんな中村選手にとって故郷のむかわ町は「ゆっくりできて落ち着ける場所」だ。オフを利用して帰省することが多く、「景色を見ながらまちなかを走るのはリフレッシュになる」と言う。ツイッターを通じて地元関係者から寄せられるコメントは励みになっており、「大きな町ではないが、活躍する姿を届けることで、(まちを)いい意味で盛り上げられるように頑張りたい」と気持ちを新たにする。

 現状には満足しておらず、守備面はもちろん、持ち味の攻撃面を積極的にアピールし、「スタートからフルで出ることが一つの目標」と話す。「スタメンを取るためには監督の評価を得ること。攻守のバランスを課題にしながら、キャンプから持ち味を出していきたい」と意欲をうかがわせた。

 J1最終34節は5日にあり、コンサドーレは札幌ドームで清水エスパルスと対戦する。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー