来月カタールで開幕する2022FIFAワールドカップに向けて、日本サッカー協会(JFA)の日本代表公式チームバス「JFA’s DREAM」号が28日、白老町の駅北観光商業ゾーン(ポロトミンタラ)を訪れた。地元のサッカー少年らが、代表選手へ応援メッセージを寄せた。
JFAの「全国バスキャラバン&折り紙プロジェクト」の一環。同キャラバンは、スポンサー各社やサッカーで地域活性化を目指す全国422自治体で組織する「日本サッカーを応援する自治体連盟」と連携し、地元のサッカー少年団などから応援メッセージを集め、大会直前に代表選手へ届ける活動。同プロジェクトは、メッセージカードに応援を書くと、折り紙アートに形を変えて選手に届くようにする取り組み。
公式チームバスが全国各地を巡ってメッセージを集めており、道内では同自治体連盟に加入する23自治体のうち、札幌市(市役所と市中央体育館)と白老町のみを訪れた。
バスの車体は濃紺で、脇に白い文字で男子サッカー日本代表の愛称「SAMURAI BLUE(サムライブルー)」とあり、後部に日本代表のエンブレムや3本足の鳥をモチーフにしたイラストが描かれている。
町内のサッカー少年団「白老フットボールクラブ」の選手17人をはじめ、町や近隣のサッカーファンがバスの周りに集まり、応援している代表選手に向けてメッセージをしたためた。バスを迎えた戸田安彦町長は「代表選手の皆さまには、応援を受けて活躍し、国民に元気を届けてほしい」と語った。同クラブでミッドフィルダーを務めるキャプテンの藤原駿君(11)=白老小6年=は「上位を目指し、活躍を」と話し、特に応援している三笘薫選手に向けて「持ち味のドリブルを生かして積極的なプレーを見せてほしい」と期待していた。