殺処分作業続く 厚真町、全面的にサポート 鳥インフル

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年10月29日

 厚真町内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されたことを受け、道主体の食肉用鶏の殺処分が始まった28日、町では職員が作業を円滑に進めるための対応に追われた。当面、町は道対策本部の現地指揮室として公共施設を提供するほか、後方支援として職員を派遣するなど全面的にサポートしていく。

 今回殺処分するのは、養鶏場で飼育していた17万羽。管内では今年4月に白老町で約52万羽の殺処分が行われているが、食肉用の鶏が道内で殺処分されるのは初めてという。

 町は28日から、スポーツセンター、併設するあつまスタードームを当面の間、臨時休館とし、道対策本部の現地指揮室を設置。施設を「関係者以外立ち入り禁止」に。29日以降は殺処分の支援として職員を8人ずつ3交代で任務に就かせるほか、車両消毒ポイント5カ所に2人ずつ計10人を配置する。殺処分作業終了後も防疫作業は続くとみられ、町は「道対策本部の指示に従って対応していく」と話している。

 隣のむかわ町と安平町は28日、厚真町での鳥インフル陽性の確認を受け、「死んだり弱っている野鳥には素手でさわらず、役場に連絡を」と町の公式ホームページを通して呼び掛けた。

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