白老町の白翔中学校(宮田真基校長)は26日、開校10周年を祝う会を体育館で開いた。全校生徒106人と教職員22人が、記念の学年合唱や吹奏楽演奏を披露し、節目を祝った。
同校は少子化により2013年4月、町内の萩野、虎杖、竹浦の3中学校を統合して誕生した。現校舎は旧萩野中校舎を活用している。
祝う会では、生徒会長の加賀屋琥耀(こうよう)さん(15)=3年=がコロナ禍で今年9月の学校祭が1、2年生には初めて、3年生には最初で最後になったことに触れ、「10年の節目に最高の思い出をつくれた。これからも明るく楽しく元気に過ごしたい」とあいさつ。生徒会として次の10年に向けた目標に「笑顔が絶えず、自ら輝ける学校」を掲げ、「個性を高め、大切にすることで一人ひとりに笑顔があふれ、輝ける学校になる」と述べた。
その後は各学年が10周年を記念して合唱し、元気な歌声を響かせた。吹奏楽部も軽快な3曲を披露し、楽しい雰囲気に包まれた。宮田校長は「白翔中の全員の素晴らしさが表れた会になった」と全校生徒に語った。